三浦半島の草花   Botanical Scene & Flower of Miura-Peninsure
シモバシラ(霜柱)
ice columns: frost colummns
 直径2〜3mm、長さ数mmから数cmの細い氷の柱が密集して地面からのびたもの。
表面に薄い土の層をのせている場合が多い。関東地方の赤土によく成長するので
有名である。霜柱は地中の水が細かい土の粒子の間の隙間を毛細管作用で上がって
ゆき、0℃の地面にとどいたときに凍ったものである。氷の上端に土の層をのせて、
下方は氷の柱になっていることから、、氷は根元から成長して本体を押し上げるように
して上方に発達したものであることがわかる。関東地方の赤土によく成長するのは、適当な
毛細管ができる性質の土で、地中の水が上がってきやすいのと、地表面の温度が、0℃以下
くらいになる機会が多いためである。気温が低くても砂地や砂利の土地には霜柱は
できにくい。北海道などの寒冷地で地中の水が凍結して地面を持ち上げり、舗装道路に
ひび割れをつくったりするのは凍上げといい、霜柱とは異なる。
参考: 世界大百科事典 平凡社

下の写真の前々日から、日本列島には大寒波が襲い、2018/01/24は大雪で、
その後も、寒波は続き、撮影した01/26は、関東内陸では氷点下9.8度と、40年来の
冷え込みとなっている。ここ関東南部でも、雪の跡の水分と朝の冷え込みで、
立派な霜柱が出来上がりました。


2018/01/26 11:34 NIKON D-70
横浜市金沢区富岡西6の民家の庭

直径〜5mm、長さ5cmはあるか


 

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