アンズ(杏子)
apricot
学名:Prunus areniaca L.
バラ科の落葉小高木。中国原産の栽培歴の古い果樹。
花は美しく、花も葉も梅に似る。実は梅より大きく黄赤色で、紫っぽい
斑点ができる。食用。
ヨーロッパへは1世紀ころ中央アジアを経て伝わり、改良されて欧州系品種群
がつくられた。アメリカのカリフォルニア州へは18世紀に伝わり、ここが現在では世界一
の産地となっている。日本への渡来は古いが、その時代は明確ではない。
現在の主産地は甲信越と東北地方である。長野県更埴市の森・倉科地区や、長野県
安茂里・松代地区はアンズの里として有名である。
樹高は5〜6m。花は淡紅色で5弁または重弁で、春咲く。果実は6〜7月ころ橙黄色に
熟する。
杏仁(きょうにん)といい、咳止めや喘息の漢方薬とされる。
(参考:岩波 国語辞典 岩波書店、世界大百科事典 平凡社)
撮影日 2017/03/30 16:50 N-01E 横浜市金沢区泥亀町 |
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上と左の写真 2016/03/20 15:40 NEC N-01E 横須賀市大津町の民家の庭 |
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アンズの花 2013/03/22 17:49 NIKON D70 横須賀市大津町の民家の庭 アンズの実 2015/06/06 18:53 NEC N-01E 同上 |
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2013/03/27 17:06 横浜市金沢区 能見台通りの民家の庭先 NEC N-01E |
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2014/06/22 横須賀市大津町の民家の庭木 NIKON D70 果実の中の種(核):20x30mmの楕円形 |
果実:40mmφの球形/40x50mmの楕円形 |
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