三浦半島の草花   Botanical Scene & Flower of Miura-Peninsure

ヤグルマギク(矢車菊)/ヤグルマソウ(矢車草)
cornflower: Blue bottle
学名: Centaurea cyanus L.
キク科 一年草 
開花期:4〜6月だが、早生種は年末から開花する。
一般にはヤグルマソウとも呼ばれて春の花壇や冬の切花によろこばれている。
原産地はヨーロッパ東南部。高さ80〜90cm、葉は長披針形で白い毛があり、多数分岐
して茎頂に頭状花を単生ししだいに咲き下る。一重咲きの周辺花は舌状花ではなく管状花
で、7〜8枚の裂弁には大小があり、独特の花型を呈する。八重咲きは中心花もすべて発達した
管状花で、扁球形を呈し、総苞は鱗状に苞片が重なっている。中心の管状花には抽出しためしべと
おしべがあるが、指や昆虫の脚などがふれると刺激された葯から花粉が押し出される。
花色は青藍色で代表されるが、園芸品種には紅、ピンク、白、えんじ色などがある。
参考:世界大百科事典(平凡社)、はじめての園芸百科(主婦の友社)


 
2016/2/28 : 16:33
横浜市金沢区六浦四丁目 
 

前ページ(三月の花(その四))へ
 トップページに戻る