三浦半島の草花   Botanical Scene & Flower of Miura-Peninsure

テッセン(鉄線)/クレマチス
(lvirgin's bower: Clematis)
  :キンポーゲ科センニンソウ属Clematisのつる性多年草、この属は世界の温帯地方
で200種以上あり、なかでも園芸的にクレマチスと総称されるものは中国産の
テッセンC.florida Thunb.、ラヌギノーサC.lanuginosa Lindt. や日本産
カザグルマC.patensMorr.cc Decne., およびこれらの種が関係した交配種であることが
多い。
 観賞用のクレマチス類は寒さに強く、ツル丈2〜3m、葉は木質化する。葉は対生、葉柄
は長く他物にからむ性質が強い。花弁のように見える萼片は4〜8枚だが、八重のものも
あり、大きくて、花径は10〜15cmになる。花は前年伸長した茎の先端や側枝に単生また
は円錐花序につく。おしべとめしべは多数あり、痩果が成熟すると、宿存する花柱に長毛
があるため羽毛の球のように見え美しい。花期は5月〜10月。
 200種以上もある観賞用のクレマチス類は数種の野生種と、それらの交配から育成さ
れた園芸植物であり、交配の親になった野生種を基にして、園芸上は通常次ぎの5群に
分けられる。
@ラヌギノーサ(Lanuginosa)群、Aカザグルマ(パテンス Patens) 群、Bテッセン(フロリダ
Florida)群、Cジャクマニー(Jackmani)、Dテキセンシス(Texensis)群である。
 テッセン群は中国中部の原産のテッセンを基本にした品種群である。テッセンは日本に
最も古く導入されたが、カザグルマと同様一季咲種で花の大きさは6〜8cm、白色と紫色
系がある。
カザグルマ群は日本の中部以南に自生するカザグルマを基本に育成された品種群で、
この原種の花の大きさは10cm内外、白色や淡紫色などがある。花期は5〜6月、
一季だけである。(以上 世界大百科事典 (平凡社)より)
 




2005/05/08 16:46
OLYMPUSC2500L
横須賀市長沢
農村地域の民家の庭で
この株も10年以上の
古株です。

 
2013/05/11 13:02
花屋から購入したばかりの
鉢物
NIKON D70
上の写真はつぼみと1分咲き
 
 2015/05/12 16:01 NEC N-01E
横浜市金沢区富岡西5
住宅街の民家の垣根

 
 2016/04/30 13:10 NEC N-01E
横浜市金沢区富岡西6
住宅街の民家の垣根
 

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