三浦半島の草花   Botanical Scene & Flower of Miura-Peninsure

コバンソウ(小判草)
big quaking-grass
学名:nodding Isabel:Briza maxima L.
イネ科
南ヨーロッパから地中海沿岸地方原産の美しい穂をもったイネ科の植物で、日本では明治年間に観賞用に栽培したものから逸出して
帰化植物となった。同様にして北アメリカや中国にも帰化している。砂地や乾いた草地、荒地などに生える一年草で、細い茎は高さ50cmくたいになる。
葉は線形で長さは8cmくらい、毛はない。5-6月ころに大型でまばらな円錐花序を出す。花序の長さは10cmほどで、非常に細い枝を数本分かち、各枝
に2-5個の大型の小穂が垂れ下がるので、小穂の重みで枝の先は下垂する。小穂は卵楕円形で、長さ12-15mm、幅は1cmくらいで、15個ほどの小花
があり、熟すと黄緑色に銅色の光沢を帯びて美しい。和名の小判草や異名の俵麦はこの小穂の形に由来する。
(参考:世界大百科事典 平凡社)



2015/05/07 17:52  NEC N-01E
横浜市金沢区釜利谷町グリーンファーム前道路脇
 
 
2015/05/18 17:39 
横浜市金沢区能見台3丁目

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