三浦半島の草花   Botanical Scene & Flower of Miura-Peninsure

ケマンソウ(華鬘草)/タイツリソウ(鯛釣り草)
bleeding heart
学名:Dicentra spectabilis (L.) Lem
ケシ科 宿根草/多年草
草丈/60-80cm 開花期/4-6月
ハート形の花が咲くにつれ花茎がしだれる。
夏の暑さに弱く冬は地上部が枯れるが、水やりを続けると春に芽吹く。
中国原産で、昔より庭園によく植えられ楽しまれており、15世紀ころすでに渡来していたと
いわれる。一名、フジボタン、タイツリソウ、ヨウラクボタンというが、いずれも、小花を垂れ下げて咲く
その姿や葉の形から名付けられたものであろう。円筒状の茎をだして叢生し、灰緑色の数回羽状複葉を茂らせる。4-6月ころ、
心臓形をした桃紅色の扁平な小花を偏側する総状花序に垂れ下げて咲かせる。冬は茎葉は枯れ、根株で越冬する。根には
アルカロイドのプロトピンprotopineなどを含み、薬用植物としても扱われる。栽培は排水よく保湿性のある所が適し、半陰地でも
育つが、日当たりのよい所の方が花つきもよい。
参考:世界大百科事典(平凡社)、 はじめての園芸百科(主婦の友社) 

2015/04/25 09:19
横須賀市三春町六丁目
北川清澄邸の庭


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