三浦半島の草花   Botanical Scene & Flower of Miura-Peninsure

シオン(紫苑)
学名:Aster tataricus L.fil.
キク科の多年草。
日本では古く平安時代より庭植えにして観賞され、また切り花としても用いられるほか、その根は薬用として利用されている。
変種に矮性のコジオンがある。高さ1.5〜2mぐらいの茎を直立させ、秋に茎上に径2.5cmほどの藤紫色の頭上花を散房花序を
なして咲かせる。葉は先のとがる長楕円状の披針形で大きく、根生するが、茎葉は小型で互生する。朝鮮からシベリア、モンゴル
にかけて分布し、日本でも九州や中国地方に野生しているが、本来の野生品か、導入されたものが野生したものかは、はっきり
しない。薬用として鎭咳、去痰に利用され、根を煎じて服用する。コジオンは草丈50〜60cm、きわめて丈夫な耐寒性宿根草で、
向陽地であればどこでもよく育つ。
(参考:世界大百科事典 平凡社)
 


2014/09/14 15:27 NIKON D70
横須賀市大津町住宅街民家の庭

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