三浦半島の草花   Botanical Scene & Flower of Miura-Peninsure

シュロ(棕櫚)
windmill palm
学名Trachycarpus fortunei(Hook.)H.Wendl.
ヤシ科の常緑中高木 
幹は高さ10mになり、耐寒性が強く、北は東北地方まで栽培が可能である。
幹は、葉鞘部が腐って残った黒褐色の繊維、つまり「しゅろの毛」で密に包まれている。
「しゅろの毛」はブラシ・縄・ほうきなどにする。
枝がなく、円柱状。葉は幹の頂に多数出る。葉柄は長く、葉の部分は
細かく裂けてうちわ状にひろがる。
初夏のころ、葉の間に、数枚の苞に包まれた長さ30cmの肉穂花序を出し、淡黄色の小さな花を
多数つける。花は雌雄異株。果実はエンドウ豆大で、偏球形、青黒色に熟する。
中国の原産、南九州では野生化したところがある。
(参考:世界大百科事典 平凡社、 岩波 国語辞典 岩波書店)
 

 
2014/06/21 18:33
横須賀市大津町住宅街の民家の庭
NIKON D70

2014/05/17 16:59
横浜市金沢区釜利谷市民の森
NEC N902iS

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