ー三浦半島の草花ー
ミョウガ(茗荷)

Zingiber mioga Rosc.
ショウガ科の多年草。
花や若い茎葉を野菜として利用する。
本州以南沖縄までの温暖地に自生し、栽培もされる。
起床性の植物で、腐植の多い土壌を好み、酸性土壌にもよく
育つ。肥厚した地下茎から葉鞘が巻重なった高さ50-100cmの偽茎を出し、
広線形の葉を2列に展開する。苞につつまれた短柄の花序は7〜9月に、地下茎
から直接生じ、花は開花後1日でしぼむ。日本で栽培化されているが、品種の分化は
不十分で、早生の夏ミョウガ、中生・晩生の秋ミョウガに分けられる程度である。全草に
独特の香りと辛みがあり、花序を利用する花ミョウガは、早生の夏ミョウガから晩生の秋ミョウガまで
長期にわたって収穫できる。
ミョウガは、日本では最も古くから栽培されていた野菜の一種で、≪延喜式≫(927)には供御の漬け物
などの料とするものの栽培規定が見えている。
(出展:世界大百科事典 平凡社)

 

 
同右


 横須賀市久里浜 花の国公園
2013/09/20 14:30 NIKON D10

 横浜市金沢区能見台3緑道脇
2015/09/04 15:56 NEC N-01E
 

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