ー三浦半島の草花ー
ミソハギ(禊萩)/溝萩

Lythrum anceps (Koehne) Makino
ミソハギ科 多年草
草丈:80cm
山野の湿地に自生。夏、淡紅紫色の六弁小花を長い花穂に密生。
全体に毛がなく、茎は直立して高さ50〜100cm、上部で多く分岐する。
葉は対生し、披針形で長さ2〜6cm。花は8月ころ、葉腋に1〜3個ずつつき、
徑1.3cm.萼は筒状で12本の筋があり、先は6裂(まれに5裂)。花弁は紅紫色で
6枚が普通であるが、5枚のものもある。
盂蘭盆会(いわゆる「お盆」七月十五日)に仏前に供える。
日本全土、朝鮮に分布する。
エゾミソハギL.salicaria L.(英名purple loosestrife)はこれに似て、葉の基部が心形に
へこみ、裏面に毛状の突起があり、花序にも毛が多い。
ミソハギ科Lythraceae は世界に約22属500種ばかりあり、特に熱帯地方に
種類が多い。木本または草本。花は両性、放射相称で4〜6数性。子房は上位、
2〜6室。
春、若葉を食用。ショウリョウバナ。ミズカケグサ。漢名、千屈菜
(参考:世界大百科事典(平凡社)、広辞苑(岩波書店))

 


2013/07/16 17:44
NIKON D70
横須賀市大津町 民家の庭

七月の花(その1)ページへ    
 トップページに戻る