三浦半島の草花   Botanical Scene & Flower of Miura-Peninsure

サルビア/サルビア・スプレンデンス
/ヒゴロモソウ(緋衣草)

scarlet sage
/Salvia splendens Sello

シソ科アキギリ属 一・二年草 開花期は5〜10月
草丈1mをこえる。
花色は本来の緋紅色に加えて、紫・白・淡紅色など豊富である。
シソ科アキギリ属Salviaの植物は南・北半球の温帯地方に700種もあり、一・二年草も多年草も含まれているが、
一般に最もよく知られているのは、緋紅色の花が美しいこの種である。和名をヒゴロモソウという。原産地はブラジルで、
高さ1mをこえる低木状の多年草であるが、改良された園芸種をふくめて、日本では冬の寒さで枯れるから春まき
一年草として栽培される。温室では数年枯れずに生育する。茎は方形で直立し、よく分枝して、在来種は短日で花芽
分化して、10月以降に開花する。花は花冠と同じ緋紅色の萼につつまれた唇形花で、萼の長さの3倍、めしべの柱頭
は上唇弁の先に露出する。種子は宿存萼の中に4個できるが、熟せばこぼれ落ちる。改良種には高生、矮性、
早咲き種など多くの系統がある。
(出展:世界大百科事典 平凡社、四季の花色図鑑 講談社)


横浜市金沢区能見台通り住宅街の道路際
2013/06/28 14:32
NEC N-01E


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